【業種別】自動精算機の活用術

ここでは自動精算の仕様・運用確認から、設置・稼働までの大まかな流れと業種別の導入メリットについて説明しています。

自動精算機の導入の流れ

自動精算機を導入するにあたっては、事前に仕様や運用の打ち合わせが必要になります。メーカーや製品によって違いはありますが、導入まで以下のような流れで進められます。

自動精算機の仕様・運用確認

導入しようとする自動精算機の機能やスペック、導入後の運用方法について、メーカー・納入業者と確認作業を行います。

仕様確定・製作の手配

運用上必要な機能やオプションなどを絞り込み、システム全体の仕様を確定します。また希望納期に合わせ製作手配をします。

各種手続き・消耗品の確認

決済方法に従って、クレジット会社や関係各社に申込み手続きを行います。またICカード、バーコードなどの消耗品を確認します。

インフラ整備・工事

必要に応じて通信回線、室内配線、電気引込などのインフラ工事を行い、自動精算機が稼働する場所の環境整備をします。

自動精算機・周辺機器・消耗品等納品

自動精算機本体と関連する周辺機器、消耗品が納入されます。設置・動作テストを行い正常に稼働させる準備を行います。

稼働(サービス開始)

本稼働前に操作説明や社員教育等を済ませ、製造メーカー立ち会いの下で本稼働となります。

業種別の自動精算機導入のメリット

自動精算機はさまざまなシーンでの利用が考えられます。そこで業種別に導入メリットや事例を以下にまとめました。

フロント業務の一部を自動精算機が担うことになるので、人員が削減できます。さらに売上・顧客管理システムと連動させれば、マーケティングツールにもなります。利用客は館内サービスの精算を退館時にまとめられます。

共通に使えるチケット発券やリストバンドと連動すれば、店舗やエリアごとの人員配置は不要になり、省力化・一元管理ができます。利用客にとっても手間が少なくなり、よりストレスフリーになります。

フロント業務を効率化してスタッフの負担を軽減できます。形態によってはチェックイン時の無人化も可能で、大幅な省力化とサービス向上につながります。またさまざまな決済方法に対応でき計算ミスの発生防止になります。

人と会わずに利用したいという利用者ニーズに応えることができ、ゲート連動などで入退店もセルフ化が可能に。スタッフも会計ミスやトラブル防止になるメリットがあり、精算自動化により必要人員を最小化することができます。

フロントの脇に自動精算機を設置することにより、スタッフの会計業務が楽になり、釣り銭切れやグループの精算で手間取ることが無くなります。また、ホテルのチェックインセルフ方式を導入すれば、さらに省人化も可能です。

診察券で患者の識別と精算が可能になるため、医療施設の窓口業務の負担が軽減し会計処理がスムーズにできるメリットがあります。患者側は診察後に会計のための待ち時間が短縮されるのでストレスを感じなくなります。

オーダーシステムと自動精算システムが連携することで、カフェやレストランのホールスタッフの人員を削減できるメリットがあります。利用客は会計コーナーの前で待つことが無くなり、スムーズに会計を完了できます。

自動車利用者数の増加に伴い、駐車場に自動精算機を導入する事例が増えています。
自動精算機を設置することで、無人でも駐車場を管理できるようになり、24時間365日の運営も可能になります。
近年では、進むキャッシュレス化に合わせて、クレジットカードや電子マネー対応の機器も増えてきており、利用客の利便性向上につながっています。

ナイトクラブでは、時間によって料金体系が変わったり、男性・女性で料金が異なる場合があり、精算に時間がかかってしまうことがありました。
自動精算機を導入することで、複雑な料金体系を一元管理できたり、課金金額の自動切り替えが可能になったりと、業務効率化に大きな期待ができるようになります。
ナイトクラブでの自動精算機の導入について、事例や特徴をまとめました。

親と子どもの料金体系が別々になっている場合などでは、業務負担が重くなりがちなキッズパークでの会計業務。複雑な会計処理に対応可能な自動精算機を導入すれば、業務負担の軽減および業務効率アップに直結します。

一般的なトレーニングだけでなく、ダイエットや健康づくりなど、多種多様なメニューを用意しているフィットネスクラブもあります。そのような場合には特に、ミスなく複雑な会計処理ができる自動精算機が大活躍します。

カフェで自動精算機やセルフレジを導入することにより、従業員が顧客対応に割く時間を省略して、効率的な店舗運営を実現できます。また顧客管理や売上管理といった経営に関する課題もPOSシステムとの連携で解決できます。

居酒屋ではピーク時の業務効率化が重要であり、自動精算機やセルフレジを導入することで効率的な営業を行えるようになります。またリアルタイムの在庫管理や割り勘計算といった店側にも客側にも嬉しいシステムを導入可能です。

人手不足を解消!
業種・業態に合う
自動精算機会社を3社厳選
業種に合わせたカスタマイズ機能をもつ
自動精算機会社3選

さまざまな自動精算機の販売会社の中から、店舗の「売上アップ」に寄与する機能に注目。
導入業種の豊富さと顧客満足度を高める機能に注目して導入業種が多く、連動機能が多い3社を紹介します。(2021年4月時点)

スターランド

業種・業態に合わせ機能を自由にカスタマイズ
連動機能 12種

カラオケ業界No1!POSシステムとの連動で施設を省力化

導入業種

  • カラオケ※実績NO1
  • アミューズメント施設
  • キッズ施設
  • 駐車場施設
  • 温浴施設
  • サウナ施設
  • 宿泊施設
  • ネットカフェ
  • 飲食店

キャッシュレス決済

  • クレジットカード
  • 電子マネー
  • デビットカード
  • 銀聯カード
  • QRコード

アルメックス

長い販売実績から蓄積したノウハウを搭載
連動機能 9種

クリニックの受付から精算、再来受付までトータルでサポート

導入業種

  • クリニック※導入実績多数
  • 調剤薬局
  • 動物病院
  • レジャーホテル
  • ホテル
  • 飲食店
  • ゴルフ場

キャッシュレス決済

  • クレジットカード
  • 電子マネー
  • QRコード

システムギア

目的別の精算機が2タイプ多彩なカラー数
連動機能 8種

スピードチェックインでホテルフロントの滞在時間を短縮

導入業種

  • ホテル※導入実績多数
  • フィットネスクラブ
  • ゴルフ場
  • 大学
  • 図書館
  • クリニック
  • 金融機関

キャッシュレス決済

  • クレジットカード

※2021年4月時点 特化した機能と導入実績が多い順 各社公式サイトを参照 編集チーム調べ