スタッフの負担を減らしたり、人手不足の改善が期待できたりと、さまざまなシーンで導入されている自動精算機やPOSレジなどのシステム。多くのメリットがある一方で、導入時には注意しておきたいトラブルなどもあります。
ここでは、自動精算機を導入・活用する中で知っておきたい注意点・トラブルについて紹介していきます。
スタッフが操作を行う従来型のレジシステムや、自動精算機の操作に慣れていないお客さんにとっては、その操作方法に手間取ってしまうこともあるでしょう。そのような場合は、たとえお客さん自身で会計処理ができる自動精算機であっても、スタッフのサポートが必要になります。
お年寄りなど機械の操作に慣れていない方の場合は、通常のレジ精算よりも時間がかかってしまう可能性も高く、かえって効率が悪くなることもあるでしょう。
先ほど紹介したように、誰もが問題なく自動精算機の操作をこなせるとは限りません。お年寄りや従来の会計システムに慣れている方からは、「自動精算機は使いづらい」と不満の声があがることもあるでしょう。
また、操作方法が分からないお客さんに対してスタッフがサポートする体制を整えていたとしても、疎外感を感じてしまう方も少なくないようです。
問題なく自動精算機を扱えるお客さんからも、「高齢のお客さんを自動会計レジに並ばせないようにしてくれませんか」といった意見があがることもあり、お店やスタッフには、丁寧かつ柔軟性のある対応が求められます。
自動精算機は機械であるために、時として会計エラーが起こってしまうこともあります。会計エラーと言っても会計の計算ミスなどではなく、お客さんが支払い時に紙幣や硬貨を詰まらせてしまったりといったエラーになります。お客さんの中には「財布に溜まっている小銭を使いたい」という理由で、多くの枚数の小銭を連続して投入してしまう方もいます。規定の量を超えた現金が一度に投入されると、自動精算機の故障につながることもあり、その対応に時間を取られてしまうこともあるでしょう。
自動精算機の中に準備している現金が不足すると、両替を行う必要が出てきます。釣銭が出なくなってしまうとお客さんを待たせることになり、トラブルの原因にもなりかねません。もしも、店舗に両替金を用意できていない場合は、両替のために銀行まで行かなければならなかったりと、大きな手間が発生してしまいます。また、銀行で両替をする場合は手数料が発生したり、銀行が休みの日には両替自体できなかったりということも考えられます。
釣銭が不足していることをアラート表示してくれる機能が搭載されている機器などもありますが、そういった機器以外では、お客さんからの苦情を受けてはじめて釣銭が切れていることに気づく、といったことも充分考えられるでしょう。
近頃、店舗内に設置されている自動精算機やセルフレジにおいて、お客さんによる「逆両替」が問題になっています。「逆両替」とは、請求金額を大幅に上回る額の硬貨を大量に投入し、おつりを紙幣で得ようとする両替方法のこと。多数の硬貨が自動精算機に投入された結果、機械が作動を停止してしまうといったトラブルにもつながるため、自動精算機やセルフレジを導入している店舗にとっては頭を悩ませる問題となっています。
硬貨の大量投入をしないように呼び掛けるステッカーを設置するなどして、各店舗においても対策が求められるようになっています。
さまざまな自動精算機の販売会社の中から、店舗の「売上アップ」に寄与する機能に注目。
導入業種の豊富さと顧客満足度を高める機能に注目して導入業種が多く、連動機能が多い3社を紹介します。(2021年4月時点)
スターランド
連動機能 | 12種 |
カラオケ業界No1!POSシステムとの連動で施設を省力化
導入業種
キャッシュレス決済
アルメックス
連動機能 | 9種 |
クリニックの受付から精算、再来受付までトータルでサポート
導入業種
キャッシュレス決済
システムギア
連動機能 | 8種 |
スピードチェックインでホテルフロントの滞在時間を短縮
導入業種
キャッシュレス決済
※2021年4月時点 特化した機能と導入実績が多い順 各社公式サイトを参照 編集チーム調べ