ポイントシステムは、購入した商品の金額や点数に応じてポイントを貯めていくというシステムです。
最近では、貯蓄ポイントの管理や精算以外に、顧客情報を販促活動に活かすという取り組みも盛んに行われるようになってきました。
ポイント管理システムとは、実店舗やECサイトへの来店や商品購入などに応じて貯めたポイントを管理するシステムのこと。貯めたポイントを買い物で利用できたり商品と交換できたりといった付加価値は、顧客満足度を高めてリピーターを増やすための有効な手段です。
主な機能には、ポイントの加算・減算や有効期限設定、残高調整などが可能なポイント管理機能のほか、顧客管理機能やキャンペーン・クーポン情報を通知する販売促進機能などがあります。
レジシステムや顧客管理システムには、最初からポイント管理システムが機能としてパッケージ化されている場合があります。
パッケージサービスとして利用できる場合、他の管理システムと互換性があるため利用しやすいことがメリットです。ただし、あくまでもメーカー側で構築したシステムを活用するため、自社独自のポイントは利用しづらい場合があります。
標準のポイント管理システムを、自社のニーズに合わせてカスタマイズしてもらうことが可能です。既存のシステムをベースに、自社用に調整することで利便性が向上します。
完全なオーダーメイドほどの自由度はないものの、コストを抑えながら独自の機能を追加できるため、既存のパッケージサービスに満足できない場合におすすめです。
自社用にカスタマイズされたポイント管理システムの構築が可能です。
システム開発のコストは大きくなり、実装までにかかる期間も長くなりますが、完成したオリジナルシステムは仕様設計の段階から自社ニーズを盛り込めるため、色々な活用法を工夫して他者との差別化戦略も強化できるでしょう。
ポイント管理システムを導入するメリットは、来店促進ができるという点。商品の割引やオリジナルグッズと交換できるポイントを付与することで、店舗やECサイトへの再訪を促進することが可能です。
また、今まで購入してきた金額によってランクアップできるランク制度を取り入れることで、顧客により購買意欲を促すことができます。あと少しで会員ランクが上がると気づいた顧客に対し、購入単価アップを促進することができるでしょう。
満足できるポイント管理システム導入するためには、店舗に合ったシステムを選びましょう。実店舗だけの運営ならば、物理的なカードでも発行できて誰でも簡単に利用できるものがおすすめ。実店舗とECサイト両方を運営している場合は、ポイントの一元管理に強みのあるものを選ぶとよいでしょう。
また、他システムと連携ができるということも大切です。すでに顧客管理のためのシステムを導入している場合は、既存システムと相性の良いものを選ぶようにしましょう。
顧客・会員管理機能、ポイント発行管理機能、顧客情報と購買記録をもとにした分析機能、販売促進の機能、外部システム連携などを行うことができます。ポイントカードの利用状況と購買記録を連携させることにより、双方の利点を活かしたサービスを提供することも可能です。
あまり売れていない商品であっても、頻繁に通っている(=貯蓄ポイントが多い)お客様が毎回購入するような商品であるかもしれません。売り上げ情報のみの管理であればそれが分かりませんが、ポイントシステムと連動すれば、「売れ筋」として商品を残しておくという判断ができるでしょう。
ポイントシステムが連携可能なアイテムは、POSシステム、CRMシステム、販売管理システム、他ポイントサービスとのポイント交換、DMPシステムとの連携、POSシステムなど、多岐に渡ります。
POSレジとの連携では、お客様が貯めたポイントと、精算時にポイントを利用するという作業をダイレクトにリンクさせることができます。また、会員証を発行せず、スマホで認証させる「スマホ会員」の登録なども行うことができます。
さまざまな自動精算機の販売会社の中から、店舗の「売上アップ」に寄与する機能に注目。
導入業種の豊富さと顧客満足度を高める機能に注目して導入業種が多く、連動機能が多い3社を紹介します。(2021年4月時点)
スターランド
連動機能 | 12種 |
カラオケ業界No1!POSシステムとの連動で施設を省力化
導入業種
キャッシュレス決済
アルメックス
連動機能 | 9種 |
クリニックの受付から精算、再来受付までトータルでサポート
導入業種
キャッシュレス決済
システムギア
連動機能 | 8種 |
スピードチェックインでホテルフロントの滞在時間を短縮
導入業種
キャッシュレス決済
※2021年4月時点 特化した機能と導入実績が多い順 各社公式サイトを参照 編集チーム調べ