精算業務の負担を軽減してくれるツールとして、自動精算機はとても便利です。ただ、金銭のやり取りを自動精算機に任せるなかで、お客さんから両替をお願いされる機会もあるでしょう。
こちらでは、両替のリクエストにスムーズに対応するための方法や問題点などを解説しています。自動精算機の導入を検討する際は、両替に関する機能もチェックしておくようにしましょう。
飲食店などの接客業においては、お客さんが会計時に1万円札や5千円札などの高額紙幣で支払いをすることも珍しくありません。そのようなとき、おつりがあるかどうか心配になることもあるのではないでしょうか。
常に充分な両替金を用意しておくことは簡単ではありませんが、やはり顧客満足度の低下や販売機会の損失を避けるためにも、両替金は用意しておきたいところです。
多くの店舗経営者は、万が一の際の両替金を確保するためにさまざまな対策を敷いているでしょう。たとえば、近くのコンビニに行って少額の商品をあえて紙幣で購入し、おつりを確保するなど。
しかし、店舗の営業中はそう何度も外に出てその都度お金を確保するということは難しいもの。基本的には、銀行に行って両替をしておくことが準備としては必要になるでしょう。その際、銀行に行く時間帯に注意する必要があります。お昼時などは一般の利用者も多く、行列に並ばなくてはいけないといったケースも充分にあります。
近頃は、お店のレジに「両替をお断りしています」あるいは「1,000円札が不足しているのでご協力をお願いします」といったような表示がされているケースをよく見かけるようになりました。これは、銀行での両替が有料化されたことが背景にあると考えられます。今までは無料で対応してもらえた銀行での両替が有料化になったことで、近隣の店舗に「両替目的」で足を運ぶ人が増えたのでしょう。そういった事情から、各店舗において「両替お断り」の姿勢を示すようになっていったのです。
現在、さまざまな銀行で両替サービスの有料化が進んでいます。一例として、下記の大手銀行における両替手数料をチェックしてみましょう。
参照元:神戸新聞NEXT(https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202102/0014047169.shtml)
三菱UFJ | 1枚から10枚の両替は無料、11枚から500枚の両替は300円、そして501枚から1,000枚の両替は600円です。 |
みずほ | 1枚から10枚の両替は無料、11枚から500枚の両替は400円、そして501枚から1,000枚の両替は800円です。 |
三井住友 | 1枚から500枚の両替は400円、そして501枚から1,000枚の両替は800円です。 |
お客さんの満足度アップのためにも両替対応は欠かせない業務だと言えます。ただ、両替対応においては、両替金の準備の手間や銀行で支払う必要がある両替手数料など、いくつかの難点はあります。実は、これら以外にもさまざまなデメリットがあるのです。
たとえば、多くの細菌が付着していると言われる現金に直接触れることになるため、業種によっては衛生上の問題があると言えるでしょう。また、少数名のスタッフで店舗を切り盛りしている場合など、金銭の井受け渡しに時間を取られてしまうと、その他の業務に支障が出てくる可能性もあります。また、急いで処理をしようとするとミスが起こりやすくもなります。
両替に対応する際に発生する可能性のあるさまざまなデメリットを回避するという意味でも、自動精算機の導入は検討の価値アリだと言えます。衛生的な観点からも、そして人為的なミスを防ぐためにも、便利なツールとして活躍してくれるでしょう。
その際、お客さんが高額紙幣で会計をするときにも問題なく対応できるよう、高額紙幣対応の自動精算機を選ぶことがおすすめです。また、キャッシュレス決済の広まりが加速を続ける現状を踏まえ、キャッシュレスにも対応しているかどうかも重要なポイントです。
さまざまな自動精算機の販売会社の中から、店舗の「売上アップ」に寄与する機能に注目。
導入業種の豊富さと顧客満足度を高める機能に注目して導入業種が多く、連動機能が多い3社を紹介します。(2021年4月時点)
スターランド
連動機能 | 12種 |
カラオケ業界No1!POSシステムとの連動で施設を省力化
導入業種
キャッシュレス決済
アルメックス
連動機能 | 9種 |
クリニックの受付から精算、再来受付までトータルでサポート
導入業種
キャッシュレス決済
システムギア
連動機能 | 8種 |
スピードチェックインでホテルフロントの滞在時間を短縮
導入業種
キャッシュレス決済
※2021年4月時点 特化した機能と導入実績が多い順 各社公式サイトを参照 編集チーム調べ