公共システムに入退場ゲートを設ける場合を考えます。自動発券機、精算機、館内ロッカーなどをホストPCにて一括管理することができるようになれば、利便性およびセキュリティを強化できるというメリットが生まれるでしょう。
フラッパーゲートは、非接触による認証システムによって部外者の不正侵入を防止するゲートです。扉にICカードなどによる認証システムを付けているだけでは不正侵入を許してしまうケースがありますが、入退室管理や入場制限などの機能によって共連れや逆通行による部外者の侵入を防ぎます。
フラッパーゲートを導入することで、物理的なセキュリティー強化が可能です。出入口の警備員配置が不要となるため、コストダウンにもつながるでしょう。
回転アーム式は3つで1つのアームが回転する仕組みのゲートで、アームの回転に合わせて一人ひとりを確実に入場させることができます。一人あたりの通過に時間がかかりますが、複数人の不正入場を防止することができるでしょう。
回転アーム式の多くは一方通行および双方向での通行でき、目的に合わせて設定可能です。入退場の人の流れに合わせてバーが回転するため比較的安全で、老若男女が利用するさまざまな施設で幅広く利用されています。
簡易ゲートシステムは移動設置することが可能で、認証システムを備えている入退場ゲートです。設置するのに大掛かりな施工は必要なく設置場所の自由度も高いため、期間限定イベントなど一時的に入退場が必要な場合に向いているでしょう。通常ならゲートの設置が難しい場所にもおすすめです。
フラップやアームも付いていないため、小さなお子様連れでもスムーズに通過することが可能。基本的に一方通行ですが、2機設置することで退場にも対応できます。
ゲートではありませんが、入場に認証許可が必要なシステムを搭載して入場を許可する簡易認証機もあります。本体が一本のポールなので、入退場する場所に置くだけで簡単に設置が可能。簡易ゲートシステムに近いシステムを持っていますが、より容易に省スペースで設置することができます。
QRコードやICカードなど非接触による認証システムに対応。期間イベントやアミューズメント施設、テーマパーク内の施設などの入場に向いています。
公共施設へ導入する場合、窓口発券機と自動発券機を設置します。発券機は、チケットの発行やICタグの発行など、さまざまな記録媒体に対応させることが可能です。館内へ入る際は、自動ゲート機を通過。この時、入館時間は秒単位で記録されます。
その後、ロッカーの利用があれば、入館前に発券した利用券を、施錠キーとして利用することが可能です。
退場の際は、退場ゲートを通りますが、時間の超過がある場合、自動精算機にて精算するという流れになります。時間の超過がない場合は、特に処理することなく退場ゲートを通過できます。発券機、ロッカー、入退場ゲートの情報処理は全て、サーバーを通じてホストPCにて一括管理されます。
入退場の管理を人が行う場合、利用券の有無や金額の差異を見落としてしまう可能性がありますが、ゲートシステムを利用すればそのリスクは低減します。
直接スタッフがお金を取り扱うことがないのもポイントの1つです。また、セキュリティの強化にもなります。
ロッカーの施錠管理も併せて行えばより一層強化されることでしょう。これらの操作は、基本的には人の介在が不要となるため、省人化できるというメリットもあります。
公共施設に導入した場合、まずは入館時に、窓口にて利用券を発行。発行した利用券を、入場ゲートのリーダー部にかざして入場ゲートを通過します。
また、館内で購入品やレンタル品の利用があった場合も、利用券に記録させることができれば、都度支払いをする煩わしさから解放されるでしょう。
ロッカーの利用がある場合は、利用券をチケット錠に差込み、施錠。退場時は、入場時に選択した利用時間内であれば、そのままゲートを通過。超過がある場合、自動精算機にて精算後にゲートを通過して退場するという流れになります。
さまざまな自動精算機の販売会社の中から、店舗の「売上アップ」に寄与する機能に注目。
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※2021年4月時点 特化した機能と導入実績が多い順 各社公式サイトを参照 編集チーム調べ