レジ締めを行っていると、精算が合わないがために確認業務が必要になり、多大な時間のロスに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。頻繁にこのようなトラブルが発生すると、確認業務に要する時間だけでなく、店舗の売上に響いたり、お客さんからの信頼度が下がってしまったりといったことにつながります。
ミスが起こる原因を追究し、再発防止のための対策について考えていきましょう。
会計処理を行うたびに開け閉めするレジのドロア。業務をスタートした時点からレジ締め時までの間に、一体どのような原因によって差異が生じてしまうのでしょうか。考えられる主な原因としては、次の4つが挙げられます。
おつりの渡し間違いによって、レジ締め時に精算が合わなくなることがあります。硬貨の場合は、色や大きさが似ている50円玉と100円玉を間違えてしまうケースが多いです。あるいは紙幣の場合、2枚重なっていることに気づかずに、本来よりもおつりを多く渡してしまっているといったこともあります。
会計処理は、数ある店舗業務のなかでも特に慎重に行う必要があるもの。通常時であればあまり起きないミスかもしれませんが、多くのお客さんでレジが混み合っているときには、焦りからミスが起きやすくなります。
おつりを渡しすぎてしまった場合、お客さんからのクレームは発生しにくいですが、売上には響いてしまいます。逆に、おつりを少なく渡してしまっていたときはお客さんからクレームが発生し、お店の信用に響いてしまうことになりかねません。金銭の受け渡しは特に慎重になって行う必要があると言えるでしょう。
すでに一度レジを通した商品を、もう一度登録してしまうというミスです。精算が合わなくなる原因になるだけでなく、お客さんに対して本来より多くの金額を請求していることになります。
また、在庫の数が合わなくなるため、棚卸作業でも誤差が生じてしまうなど、商品の二度打ちはさまざまなところに影響を及ぼす可能性があるミスだと言えるでしょう。
お客さんから預かったお金をレジで処理する際、お金をどこかに落としてしまうミスもあります。お客さんに直接迷惑がかかるミスではありませんが、売上金が正確に処理をされていないため、レジ締め時に精算が合わない問題が発生します。
会計時に扱ったお金をレジの側などに置きっぱなしにしておくと、窃盗に遭ってしまうリスクがあります。
また、窃盗については必ずしも外部からの犯行だけによるものではなく、従業員による犯行ケースもあります。
レジの精算が合わない問題の発生原因を紹介しましたが、これらの問題に有効な対策方法はあるのでしょうか。多くの場合、精算が合っていないことに気づくのはレジ締めのタイミング。そのため、問題の発生自体を防ぐために、次のような予防策を講じておくことをおすすめします。
会計処理に際して、レジ担当のスタッフ一人ひとりが注意を払うことが重要ですが、それだけではどうしても限界があります。
より確認体制を強化するために、レジを通すときには、お客さんに対して商品名や個数、金額などを読み上げるなどして、ダブルチェックの体制を敷くようにするといいでしょう。また、近くにいるスタッフ同士での確認も含めると、より効果が見込めるかもしれません。
ミスが生じてしまう大きな原因の一つとしては、形状が似ている100円玉と50円玉の扱い方が挙げられます。特に、急いで処理を行う場合には混同しがちです。
一般的にキャッシュドロワー内の硬貨用の仕切りは、金額が大きい順に並んでいることが多く、隣同士の100円玉と50円玉は間違えやすいのでしょう。
ドロワー内の仕切りの位置を組み替えることは、硬貨の扱いにおいてミスを防ぐ工夫として効果的です。100円玉と50円玉の仕切りの位置を離すことで、取り間違いを防ぐことができるはずです。
レジの精算が合わない問題についての対策はいくつかの方法があります。ただし、結局は人力に頼る部分が大きいこともあり、確実性が高いとは言えないことも事実。
より確実に、かつ効率的に対策を講じたい場合は、自動精算機の導入を検討してみることもいいでしょう。仕組みや制度といった根本的な部分から見直しを図り、適切で効果的な対策を講じていくことが大切だと言えます。
さまざまな自動精算機の販売会社の中から、店舗の「売上アップ」に寄与する機能に注目。
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※2021年4月時点 特化した機能と導入実績が多い順 各社公式サイトを参照 編集チーム調べ