ここでは戦前から機械式キャッシュレジスターの普及に努める、日本NCR提供のセルフレジの特徴や用途について紹介しています。
使いやすさを重点に開発された流通業向けセルフレジはコンパクト設計で、大型店舗だけでなくコンビニやドラッグストアといった小型店舗でも省スペースで設置が簡単。小物入れやクーポンプリンターも付属しています。
電子マネーやクレジットカードなど、キャッシュレス化が進む将来に向けた製品づくりにも注力。タブレット端末のようなデザインのセルフレジは釣銭機をなくし、導入コストを抑えた小サイズ設計です。
拡張性を考えて自社だけでなく、他社POSシステムとも接続が可能。AIテクノロジーを使って用途によって使い分けができる点も、大きな特徴です。一般的なセルフレジだけでなく、電子マネーチャージャーやPOS用支払機としても使えます。
また、オプションでレシートに両面同時印字可能のサイドサーマルプリンターも搭載可能。レシートの使用率を下げたり、マイバッグ推進のための袋詰スペースの確保など、環境保全も考えた工夫がされています。
対応業種 | ホテル、アミューズメント施設、飲食、クリニック |
連動機能 | 多言語対応、1円・5円玉対応、セルフ入店、セルフオーダー、会員管理 |
キャッシュレス決済 | クレジットカード、電子マネー |
セルフレジは流通ソリューションの製品として位置づけられています。店舗空間を有効活用するセルフレジ導入により、レジ待ち行列解消を主な目的としています。また、POSシステムと連動することで業務効率化も可能です。
小型スーパーや専門店、コンビニエンスストアなど、少人数のスタッフで会計や精算を行っている業種・業界に向いています。顧客の利便性向上だけでなく、レジ精算を自動化することでスタッフ業務がレベルアップします。
大手専門店でもセルフレジが導入されています。従来のレジスタッフが対応する決済方法だと時間がかかり行列ができるなどの問題点が生まれていました。それをセルフレジを導入することで解決につなげたのです。
セルフレジ導入前のPOSレジでは、操作のむずかしさからチェッカーの負担も生まれていたとい状況もありました。セルフレジ導入により、有人レジでの作業効率化だけではなく、自動的に割引できる機能などにより値引き忘れ防止などにもつながっています。
また店舗独自のポイントサービスについても、セルフレジを使うことで2倍にアップするサービスによりリピーター集客にもつながっているのです。
ある大手専門店でもセルフレジを導入し、決済時のレジ待ち解消につながっています。また、レジスタッフに人員を割く必要がなくなり人件費の削減やスタッフの作業効率化にも役立っているのです。
また、ショッピングモールでは複数の店舗が入っていますが、セルフレジは、現金、クレジットカード、電子マネーなどさまざまな決算方法に対応。店舗の決算システムでカードが使えないことも防げます。
多言語対応もできるため、外国人客の支払いもスムーズになるのです。タッチパネルのため直感的に使用できるため、言語の問題でコミュニケーションがむずかしい顧客への対応不安もなくなるのです。これもレジ待ちの混雑を解消するセルフレジのメリットでしょう。
顧客が買い物をしたあと、リアルタイムで商品在庫の管理ができる点も魅力です。
名称 | FastLane |
連携機能 | 記載なし |
対応決済方法 | 電子マネー |
大手ショッピングモールへのセルフレジの導入事例です。その歴史は古く、2003年に同グループの一部店舗にて、国内初(※)のセルフレジが設置されました。そのセルフレジが、日本NCRの「FastLane」でした。
同グループでは、お客さんの満足度をアップさせることを重視。お客さんの声に積極的に耳を傾けるようにしており、その中で特に目立っていたのが「会計をしてもらうまでの待ち時間が長い」という要望の声でした。同グループではこの声にどうにか対応すべく、セルフレジの導入を決断。多くの店舗へスムーズに普及していったのですが、それは本部が取り仕切ったものではなく、現場のスタッフたちが導入に積極的だったことが大きな理由だったそう。
お客さんはセルフレジと通常のレジを選べるようになっていますが、年齢にかかわらず、多くのお客さんがセルフレジを利用しているそう。お客さんの声に耳を傾け、お客さんの満足度向上につながっています。
現場においても、スタッフの人手不足の解消につながっており、双方にとってメリットのある導入となっています。
参照元:(PDF)日本NCR(https://www.ncr.co.jp/wp-content/uploads/files/library/case_study/aeon.pdf)
全国にキャッシュレジスターの導入実績があるため、保守体制も◎。機器の障害回復や周辺機器のオンサイト保守サービス、サービスセンター保管の代替機(パーツ)によるスピーディー対応を、日本国内280拠点(2020年2月現在)で行います。
また長年レジスターを通してさまざまな業界とつながり、そこで得たノウハウの蓄積をコンサルティングサービスというかたちで提供しています。問題が発生した際の解決方法やビジネスサポートなど、店舗運営のパートナーにもなります。
社名 | 日本NCR株式会社 |
住所 | 東京都中央区新川1-21-2(茅場町タワー) |
さまざまな自動精算機の販売会社の中から、店舗の「売上アップ」に寄与する機能に注目。
導入業種の豊富さと顧客満足度を高める機能に注目して導入業種が多く、連動機能が多い3社を紹介します。(2021年4月時点)
スターランド
連動機能 | 12種 |
カラオケ業界No1!POSシステムとの連動で施設を省力化
導入業種
キャッシュレス決済
アルメックス
連動機能 | 9種 |
クリニックの受付から精算、再来受付までトータルでサポート
導入業種
キャッシュレス決済
システムギア
連動機能 | 8種 |
スピードチェックインでホテルフロントの滞在時間を短縮
導入業種
キャッシュレス決済
※2021年4月時点 特化した機能と導入実績が多い順 各社公式サイトを参照 編集チーム調べ