おひとり様を集めたい

外食やカラオケ、キャンプなど、ひとりで飲食やイベントごとを楽しむ「おひとり様」が増えています。以前は「ぼっち○○」など揶揄されることもありましたが、最近ではわずらわしい人間関係をリセットして自分だけの空間と時間を楽しみたいという考えを持つ方も増え、決して珍しい光景ではなくなってきています。

こちらのページでは、そんなおひとり様客を集客するポイントについて紹介していきます。

おひとり様の需要は増えている?

2020年に矢野経済研究所が発表したデータによると、2018年度のおひとりさま関連市場は15分野中12分野が成長。2019年度においても、15分野中13分野が成長の見込みとなっていました。その中には外食市場も含まれており、今後も需要が増える見込みが高いと言えるでしょう。

おひとり様増加の理由には、若い世代の晩婚化や未婚化、シニア世代の単身世帯化の増加などが挙げられると同時に、「おひとり様」へのイメージが以前に比べて社会に肯定化されてきている影響が考えられます。またコロナ感染拡大以降はグループでの飲食の自粛などもあり、外食産業においてのおひとり様ニーズは高まっています。

出典元:矢野経済研究所「おひとりさま関連市場の動向調査を実施」(https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2418 )

おひとり様集客のメリット

飲食店の経営者側の立場から、おひとり様向けの空間を作る4つのメリットを紹介します。

回転率が高い

おひとり様集客のメリットのひとつに「回転率」の向上が挙げられます。

グループや家族で飲食店を利用する場合、飲食だけでなく会話を楽しむことを目的にしていることも多く、食事のスピードが遅くなりがちです。食事後も会話を続けるケースが多く、飲食店での滞在時間は長くなる傾向にあります。

しかしおひとり様の場合は食事が済むとそのまま帰る人も多いため、回転率が高くなります。ただしカフェに関しては、おひとり様でもネットや仕事をしながらゆったり過ごす人が多いため、回転率はあまり期待できません。

リピート率が高い

おひとり様をターゲットにした飲食店はまだそれほど多くありません。そんな状況の中、美味しい食事と快適に過ごせる空間を見つけたおひとり様客は、そのお店を気に入って何度も足を運ぶ傾向が高くなり、リピート率の向上が期待できます。リピーターが付くことは経営者にとって大きなメリットとなるでしょう。

客単価が高い

基本的におひとり様より大人数での来客のほうが収益は高くなります。しかしひとりでの来店だったとしても、注文品数が多いケースもあります。またドリンクメニューは食事メニューより利益率が高いため、数杯注文するようなバーやカフェなどでは客単価が高くなります。特にソフトドリンクは酒類よりも仕入れ単価が安いために利益率が高くなります。

マナーが良い人が多い

普段はおとなしい人でも、グループになるとついつい羽目を外すことが多々あります。特にアルコールの摂取量が増えると酔っぱらって大声になったり、グループ内や他のお客さんとトラブルになるケースもよく耳にしますね。

おひとり様での来店の場合は、ひとりの時間と空間を楽しんでいることが多く、比較的マナーが良いお客さんが多いと言えるでしょう。

おひとり様集客のポイント

おひとり様が入店しやすいお店をつくるには幾つかのポイントがあります。こちらではおひとり様集客のための4つのポイントを紹介します。

おひとり様歓迎をアピール

おひとり様客を集客するには、おひとり様のお客様を歓迎している店だと認知してもらうことが必要です。広く知ってもらうためにもお店のホームページやFacebook、Twitter、インスタグラムといったSNSを活用し、おひとり様でもゆっくりとくつろげるお店であることをアピールしましょう。

また、お店前のメニューのそばに「おひとり様歓迎」という文字を入れたり、サービススタッフにおひとり様客に対する接し方を指導することも大切です。

カウンター席を設ける

おひとり様客におすすめな席は、ひとりでも気兼ねなくくつろげるカウンター席でしょう。おひとり様をターゲットに入れているのであればカウンター席を設けたり、カウンター席の設置が難しい場合でも落ち着いた場所に二人席を用意して案内するなどの気遣いを心掛けるといいでしょう。

カウンター席の場合は荷物カゴや上着を掛ける場所を設置すると、お客様に喜ばれます。こういったおもてなし精神がお客様からの印象を上げ、リピートしてくれる可能性も高まっていくでしょう。

おひとり様に合わせたメニューの工夫

おひとり様をターゲットに考えていくのであれば、一皿の量を調整することも大切です。

お酒が飲めるお店ならば、一皿にいろいろなおつまみや惣菜が盛り付けられているセットメニューがあるとおひとり様客にも喜ばれます。このような一皿メニューの場合は価格が少し高くても満足感を得られるため安定したオーダーを見込めます。ほかにも一般的な量と半分の量(ハーフ)を選択できるようにしてもいいでしょう。

距離感を保った接客

店内の席配置への考慮も重要なポイントです。おひとり様の場合、会話する同席者がいないぶん隣の人との距離が近いと居心地が悪いと感じてしまうことも。パーソナルスペースに余裕を持たせた配置にしましょう。

また、おひとり様客には話しかけられるのを嫌う人もいれば、スタッフと交流を楽しみたいという人もいます。初めにお声かけをしたときのお客様の様子で判断し、上手に距離感を調節するといいでしょう。

おひとり様を集める「入りやすいお店」の作り方

おひとり様客が入店しやすいお店の作り方のポイントを3つ紹介します。

店内が見渡せるレイアウトにする

初めてのお店に入ろうかと迷っている場合、お店の雰囲気を外側から判断しようとする人は多いです。これからお店を開いたり改装する予定であれば、大きなガラス窓やガラス扉を設置し、お店のレイアウトやインテリアなどお店の様子がわかるようにするとよいでしょう。

現時点で外から中の様子が見えにくい店舗の場合は、SNSなどを活用して店内画像や情報を詳しく載せるとお客様が入店しやすくなります。新規のおひとり様客を獲得するには、お客様の目線に立ってお店の情報をアピールすることが大切です。

メニュー・料金を店頭に掲示する

メニューや料金表を店頭に提示することは、お店のドリンクや料理の価格帯、メニューのオリジナリティなどを知ってもらうチャンスです。全てのメニューを提示する必要はなく、一部のメニューや本日のおすすめ、カクテル類全て○○円などのPOPでも問題ありません。このような看板の有無だけでも、入りやすさの目安になるものです。

利用可能な決済方法を店頭に掲示する

店頭への決済方法の提示も大切なポイントです。最近では電子マネーやスマホ決済、クレジットカード決済が普及しているため、現金をあまり持ち歩かない人が増えています。現金を持ち合わせていなくても、店頭にキャッシュレスの決済方法が提示されていれば、散歩途中などでもぶらりと気軽に入って食事やドリンクを楽しんでもらえやすくなるかもしれません。

おひとり様の接客対応には自動精算機もおすすめ

お客様自身で決済処理ができる自動精算機の導入は、キャッシュレス化が進む現代の決済方法にぴったりです。お客様にとっては現金を持ち歩く必要がなく、衛生的で、スピーディーな精算ができるのがメリット。お店側にとってもおつりの補充や両替といった手間が少なくなり、精算時におけるスタッフのミスの削減や精算業務が効率化できるのでおすすめです。

業種に合わせたカスタマイズ機能をもつ
自動精算機会社3選

さまざまな自動精算機の販売会社の中から、店舗の「売上アップ」に寄与する機能に注目。
導入業種の豊富さと顧客満足度を高める機能に注目して導入業種が多く、連動機能が多い3社を紹介します。(2021年4月時点)

スターランド

業種・業態に合わせ機能を自由にカスタマイズ
連動機能 12種

カラオケ業界No1!POSシステムとの連動で施設を省力化

導入業種

  • カラオケ※実績NO1
  • アミューズメント施設
  • キッズ施設
  • 駐車場施設
  • 温浴施設
  • サウナ施設
  • 宿泊施設
  • ネットカフェ
  • 飲食店

キャッシュレス決済

  • クレジットカード
  • 電子マネー
  • デビットカード
  • 銀聯カード
  • QRコード

アルメックス

長い販売実績から蓄積したノウハウを搭載
連動機能 9種

クリニックの受付から精算、再来受付までトータルでサポート

導入業種

  • クリニック※導入実績多数
  • 調剤薬局
  • 動物病院
  • レジャーホテル
  • ホテル
  • 飲食店
  • ゴルフ場

キャッシュレス決済

  • クレジットカード
  • 電子マネー
  • QRコード

システムギア

目的別の精算機が2タイプ多彩なカラー数
連動機能 8種

スピードチェックインでホテルフロントの滞在時間を短縮

導入業種

  • ホテル※導入実績多数
  • フィットネスクラブ
  • ゴルフ場
  • 大学
  • 図書館
  • クリニック
  • 金融機関

キャッシュレス決済

  • クレジットカード

※2021年4月時点 特化した機能と導入実績が多い順 各社公式サイトを参照 編集チーム調べ