高見沢サイバネティックス

高見沢サイバネティックスでは、日常生活の中で活躍するさまざまなシステム・機器を開発しています。取り扱っている事業分野は、自動精算機をはじめとする駅務機器の「交通機器」・セキュリティゲートや入退場管理システムなどの「特機機器」・貨幣処理やカード処理の「メカトロ機器」・電子機器の受託生産を行う「生産EMS/TMSC事業」などです。

さまざまな分野において、システム・機器を開発している高見沢サイバネティックスですが、ここでは、日常生活でも身近な存在である、電車の乗り越し・乗り継ぎなどの際に役立つ自動精算機の機能について紹介していきます。

駅務機器のひとつである自動精算機。高見沢サイバネティックスが開発する自動精算機は、ICカードが利用できることが大きな特徴。全国の各事業者で運用している各種ICカードに対応しているため、利便性に優れています。
また、ICカード以外にも、普通乗車券、回数券、定期券、磁気カードでの精算にも対応可能です。

高見沢サイバネティックスが扱う自動精算機では、通常精算に加えて、乗り越し生産や乗り継ぎ精算両方にも対応可能です。

電車の乗り越しや乗り継ぎをしてしまった場合、従来であれば、駅員さんに対応してもらう必要がありました。
しかし、この自動精算機を導入することで、一台であらゆる精算業務がこなせるようになります。

不足分の運賃を計算する精算業務に加えて、乗り継ぎ精算業務としては、指定された目的地の駅までの不足分の運賃を計算後、区間変更券を発見する作業まで、すべての過程を１台でこなします。
あらゆる機能を搭載し、コストパフォーマンスの良さも大きな魅力となっています。

ディスプレイには、見やすさや操作のしやすさを考え、大型のタッチパネルを採用しています。また、ユニバーサルデザインの設計を取り入れているため、より多くの人が使いやすいように随所に工夫がこらされているのが分かります。
車椅子に座った状態でも問題なく操作できる位置に、ボタンやお金の投入口を配置。点字やテンキーボタンも搭載され、身体の不自由な方でも問題なく使えるように配慮がされています。

また、音声案内のエスコート機能が備わっている点も注目ポイントです。

硬貨装置の内部には「補給振り分け機構」があるため、硬貨は自動的に種類ごとに振り分けられます。そのため、硬貨の準備金を自動精算機に補給する際に、わざわざ硬貨別に分けて補給をする手間が省かれ、業務の効率化も期待できます。

駅の自動券売機や、乗り越し・乗り継ぎ精算に使用する自動精算機など、鉄道会社に広く導入されています。
公式ホームページには、これまでの導入実績の事例が写真付きで紹介されています。

駅への自動券売機・自動精算機、画像・インターホンシステムの導入事例です。ふたつの路線の各駅にTFQシリーズの自動精算機を設置。多くのお客さんが利用しているとのことです。

鉄道会社のニーズに対応しているTFQシリーズの自動精算機。乗り越しや乗り継ぎの精算をしたいお客さんにスムーズに対応するため、精算業務を自動化しています。例えば、乗り継ぎのための精算の場合は、お客さんが行き先の駅を指定するとすみやかに不足分の運賃を算出してくれます。
操作ディスプレイも大型液晶タッチパネルが採用されているため、子どもからお年寄りまで幅広い層が扱いやすくなっています。

また、現金で精算するお客さんの利便性向上のために、硬貨を混合補給できるように設計されている点も注目。硬貨の種類ごとに機器内で振り分けられるため、補充に際しての手間が大きく削減できるようになりました。

公式ホームページには情報がありませんでした