ここでは自動精算機をクリニックで活用するとどんなメリットがあるのか、実例とともにあったらよいと思われる機能も紹介しています。
患者さんにとってより優しい空間を創りたい。そう考えるクリニック関係者も多々いらっしゃいます。クリニックにおけるサービス向上を考える際に、課題の1つとして挙がるのが待ち時間の短縮です。
診察を終えてからお会計までの時間は10〜15分であり、「その程度であれば待てる」という患者さんもいますが、足の悪い方やお年寄りの方、お子さんをお連れのお母さんにとっては、会計に列をなすという環境が苦になる可能性があります。
そこで、待ち時間の短縮、省人化が可能な自動精算機システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。ピーク時の混雑緩和が可能となることから、職員の適正配置と業務の効率化も同時に解決できる可能性があります。
患者さんの多くはお子さん。そんな歯科医院Aが抱える課題は、お会計のシステムでした。
清潔さが売りの歯科医によって、お金を触るという行為は衛生上好ましくありません。お会計後にスタッフが手洗いをして対応していましたが、そこには時間的なロスが発生してしまいます。よりクリーンで効率的なお会計方法を求めて、自動精算機の導入を決めました。
導入後は、清潔さの向上だけではなく、窓口スタッフを削減し、その分を患者様対応に充てることにも繋がっています。特に難しい操作がなく、お子さんからお年寄りの方までスムーズに使えています。
元々は日本でスペイン風邪が流行した時代に、十分な治療を受けられていない地域の方々のために創設されたクリニックB。ロビーにはエスコート係を常駐させ、できるだけ多くの患者様と触れ合う時間を設けるなど、患者様対応を特に重視しています。ただ、限られた数のスタッフでは、患者様と精算の両立ができないという悩みがありました。
そこで、自動精算機と自動再来受付機の導入を検討。の導入後、患者様から特別な反応はなかったものの、クレームもほとんどないとのこと。それだけ幅広い年代の患者様が、システムを使いこなせていると考えているようです。
会計時に長蛇の列ができてしまうという悩みを抱えていたO病院。とりわけ、領収書と薬の引き換えに時間がかかっていました。
そんな中、飲食店の券売機や自動販売機からヒントを得て、自動精算機の生産会社に問い合わせ、クリニック内にも導入できないか相談しました。
実際に導入してみたところ、会計と領収書の発行が同時に行われ、会計時の混雑を解消することに成功。患者様が増えていく一方で、人員不足を心配していたO病院でしたが、自動精算機を導入したことにより、職員にかかっていた負担も軽減されました。
2017年4月に新たに産婦人科を設立したI病院。車いすの患者様のことまで配慮したデザインを気に入り、自動精算機の導入を決意しました。
ちょうど外来棟を新建設するタイミングだったこともあり、時代に合わせた精算方法を取り入れることに。新たな試みとなる自動精算機は操作がしやすく、職員の間でも患者様のことを考慮したデザインになっていると好評価でした。
また、導入後のメンテナンスやフォロー体制が整っている点も良かったとのこと。以前からI病院は、駐車場で支払いができるようにしたいと考えていました。自動精算機を導入したことで、駐車場で同時に支払いを行うシステムが完成し、患者様により便利に利用してもらえるようになりました。
また、現金を職員に扱わせなくて済むため、金銭管理の強化を図ることにも成功しています。
受付業務にできるだけ人を介在させないことにより、業務効率化だけではなく、病院スタッフ、患者様間のトラブルが減るという効果にも期待が持てます。また同様に、自動薬引き換え券発券機能もあった方がよいでしょう。
一般的に、診察が終わった後は窓口にて会計番号表をもらいます。料金計算が完了すると会計番号表示モニターにて会計番号が表示されるので、自分の番号が表示されたら会計を行います。
自動精算機が設置されている場所に向かい、画面上で表示される順番に精算を行います。
まずはバーコードがある面を上にして、読み取り部分にある赤い光にかざして会計番号表を読み取らせてください。番号が読み取られると、画面に請求金額が表示されるので、間違いがないか確認をした後に支払いを行います。
なお、その際に内訳を見ることも可能であり、見たい場合は「内訳を見る」という画面のボタンをタッチします。
入金が完了すると、入金した金額が画面に表示されるため、間違っていなければ確定ボタンをタッチして診療明細書の発行を行います。診療明細書が必要ない方は「領収書のみ発行」の表示をタッチしてください。
以上で会計は終了です。つり銭の取り忘れに注意し、次は処方箋の受け取りに向かいます。お薬窓口で領収書を渡し、処方箋を受け取れば終了です。
精算時の支払い方法は、現金の他にもクレジットカードやキャッシュカードも選択できます。
クレジットカードを選択した場合、一括払い、分割払い、ボーナス一括払い、リボ払いに対応していることが多いです。
当サイトで紹介している自動精算機メーカーの中からクリニックに対応している会社を連動機能数順に紹介しています。
会員管理機能が付いた自動精算機機能で患者を管理してくれます。診察券やバーコードを使用して患者の認識ができ、スピーディな支払いをサポート。再来受付や案内表示システムとの連動も可能となっています。多言語対応ですから、日本語に慣れていない外国人に対応した多言語機能もあるのもポイントです。QRコードや交通系ICカードにも対応できる自動精算機を提供してくれます。
連動機能として、会員管理や多言語対応機能がついた自動精算機を提供できます。キャッシュレス決済も可能なので、受付事務におけるスタッフの負担軽減が期待できるでしょう。また、2020年2月現在、全国120ヵ所、24時間365日のサポート体制と定期点検保守もあります。
23.8インチという大画面の高輝度パネルを設けた自動精算機も用意しています。高齢者や視力の悪い患者でも利用できるのが魅力です。領収書の発行もできるため、受付スタッフの負担を軽減。スムーズな精算業務で、患者のストレスも軽減できるでしょう。
会員管理や多言語対応機能が付いた自動精算機を用意しているメーカーです。小型スーパーで導入されている機器も開発していることから、少人数のクリニック向けにも対応できる自動精算機の提案をしてくれます。
クリニックや診療所に特化したスタンド型自動精算機を提供しているメーカーです。レセコンと連携できる機器ですから、会計処理におけるミスの大幅軽減が期待できます。明細書やお薬引換券も発行できる機器もあるため、患者の精算待ち時間解消に寄与することでしょう。
さまざまな自動精算機の販売会社の中から、店舗の「売上アップ」に寄与する機能に注目。
導入業種の豊富さと顧客満足度を高める機能に注目して導入業種が多く、連動機能が多い3社を紹介します。(2021年4月時点)
スターランド
連動機能 | 12種 |
カラオケ業界No1!POSシステムとの連動で施設を省力化
導入業種
キャッシュレス決済
アルメックス
連動機能 | 9種 |
クリニックの受付から精算、再来受付までトータルでサポート
導入業種
キャッシュレス決済
システムギア
連動機能 | 8種 |
スピードチェックインでホテルフロントの滞在時間を短縮
導入業種
キャッシュレス決済
※2021年4月時点 特化した機能と導入実績が多い順 各社公式サイトを参照 編集チーム調べ