ここでは自動精算機をカラオケ施設で活用するとどんなメリットがあるのか、実例とともにあったらよいと思われる機能も紹介しています。
自動精算機は、正確性向上や省力化などを目的として開発されています。入室受付に対応していることから、カラオケ店への導入も注目されています。
理由としては、省人化が実現可能であることはもちろん、各部屋の入室情報や、利用者の入室時刻、滞在時間、人数、飲み放題の有無、飲食注文の有無、会員情報などといった情報を、リアルタイムで把握できるというメリットがあるからです。
滞在時間に応じた部屋料金を自動計算してくれるため、お客様、店員ともにストレスフリーなシステムであると言えるでしょう。精算方法は現金以外にも、クレジットカード、電子マネーなどの支払いにも対応。さらには、お会計中のルーム番号をLED表示機に表示させることができるため、明朗で利便性に富んだ料金精算が可能となります。
また、自動精算機の導入は店舗側だけでなく、利用するお客さん側にも大きなメリットがあります。
まず、自動精算機があることで、一人での来店がしやすくなるという効果があります。これまで、一人でカラオケを利用することに敷居の高さを感じていた方たちも、セルフレジがあれば人と対面せずに済むため、気軽に来店しやすくなるのです。近年、一人カラオケの需要はますます高まっており、セルフで会計やオーダーができる制度の需要が高まっています。
また、割り勘機能が搭載されていることも自動精算機が持つメリットの一つです。複数人利用での割り勘支払いや、個別精算ができることは、団体客の利便性向上に繋がることでしょう。タッチパネルによるボタン操作で簡単に一人分の料金を勘定することが可能なため、支払い時の混雑解消も期待できます。
カラオケ店Aは、若者が集う渋谷の街で2008年にオープンしました。大手カラオケボックス店との厳しい競合争いにしのぎを削る中、フードの売り上げが弱いという弱点があったため、お客様がオーダーしやすい環境を作りたいと思い、セルフレジシステムの導入を決めたという背景がありました。
元々ドリンクオーダー制をとっていたこともあり、ドリンクと一緒にフード類も注文されるというメリットも生まれ、導入前より飲食売上げを3割以上も上げることに成功。同時に、オペレーション面も効率化したことから、アルバイトスタッフを1人削減し、省人化にも成功しています。
2013年にオープンしたカラオケ店Bは、カラオケ業界ではまだ事例の少なかったセルフレジシステムをいち早く導入しました。既存のPOSシステムを新業態に合わせるには、一定の時間とコストが懸念材料であったものの、カスタマイズにフレキシブルな対応が可能だと判断しました。
はじめて利用するお客様が戸惑うケースがあったものの、自動精算機の操作自体はシンプルで分かりやすく、世代や性別によらず利用されていると言います。
セルフサービス式のカラオケを運営しているカラオケ店H。自動精算機を導入することで、セルフサービス式のスタイルにし、24時間営業を可能にしました。
セルフサービス式を実際に取り入れる20年ほど前から、代表がフードやドリンクの持ち込みができないという現状のカラオケ業界の不便さに着目し、お客様が利用しやすいカラオケ店の構想を練っていたのです。
カラオケは、学生をはじめ小さなお子さんを連れたご家族も利用する場所。幅広い世代の方が周囲の目を気にせず気軽に利用できるようにしたい、という思いから、スタッフが部屋に立ち入らないセルフサービス式の導入を決めました。
また、フードやドリンクの持ち込みを可能にし、お客様の自由度を上げることで、よりカラオケを楽しんでもらえるように工夫を凝らしました。制限時間なしで利用できる制度を採用し、平日や休日に左右されることなく、お客様が楽しめる空間を提供しています。
何時間でもストレスなく利用してもらえるようにドリンクバーを設置。ソフトドリンクやアルコールなど、豊富な種類の飲料が取り揃えられているため、会議室として利用したり、カフェや居酒屋の代わりに利用したりなど、幅広い活用法を提供。加えて、自動精算機には個別会計システムが搭載されているため、部屋ごとではなく一人ずつの会計が可能に。途中から参加した人も途中で帰る人も会計がしやすく、気を遣わずに入退店できるシステムも好評です。
スタッフにとっても自動精算機の導入は画期的な出来事で、自動精算機の導入後は会計トラブルが減少。画面が大きく文字も見やすいため、年配のお客様でも滞りなく操作することが可能です。お客様を待たせることが少なくなっただけでなく、スタッフの負担も軽減されたことで、さらなるサービスの向上に繋がっています。
複数人での利用が大多数であるため、割り勘システムの導入を検討した方がよいでしょう。
省人化の観点から導入がおすすめ。受付の主な流れは、利用人数・希望ルームの選択・会員カード入力・コース選択・利用時間の設定と、いたってシンプル。それでいて分かりやすい画面表示であるため、利用者にとってもストレスが少ないのが特徴。
ここでは、一般的なカラオケ店での自動精算機の使い方について紹介します。
店舗や機器によっては操作方法や仕様が異なる場合もありますので、導入に際してはどのようなタイプが自社に合っているかを確認するようにしましょう。
お客さんが来店すると、システム端末のタッチパネルに「利用人数」や「利用プラン」を選択する画面が表示されます。お客さん自身に該当するものを選択してもらい、入力が済むと端末が自動でルームナンバーを記載した伝票の出力を行います。予約をしているお客さんに対しても同様で、スタッフが対応しなくても、会員証や予約者の番号を照らし合わせることで簡単に案内が可能になります。
受付が完了したタイミングで自動的にカラオケモニターのスイッチが入るため、スタッフが案内する部屋を間違えて、利用予定のない部屋にお客さんを誤って入れてしまうといったミスの防止にもつながるでしょう。
自動精算機はお客さんが入室したあとにも活躍します。オーダー端末を利用することで、お客さん自身でフードやドリンクの注文が可能。従来のインターホンによるオーダーよりも人為的なミスの減少が期待でき、混雑時に忙しくて対応できないといった問題も減ることでしょう。
退室時間が迫っているときに行う「10分前コール」も、オーダー端末を通して自動化が可能になります。お客さんはタッチパネルを操作して、延長するか退店するか選択。精算もお客さんが自身で行い、画面に表示された金額を投入してレシートとお釣りを受け取ります。
自動精算機で精算してもらうことにより、受け渡し金額のミスを防いだり、不正を防止したりできるだけでなく、分割精算にも対応可能。支払い方法も複数ある候補の中から選択できるため便利です。
レシートに記載されているバーコードをかざせばゲートが開閉する仕組みになっているので、お客さんの精算忘れを防ぐことにもつながるでしょう。
当サイトで紹介している自動精算機メーカーの中からカラオケ店に対応している会社を連動機能数順に紹介しています。
部屋それぞれの対応時間に合わせた料金の自動計算ができるPOSシステムの利用が可能です。パック料金やフリータイムなど、カラオケによくあるプランに対応した設定もできます。合算以外に分割会計ができるため、利用者が複数人で支払うときのサポートもできる機器を提供できます。
カラオケに適した自動精算機を提供しているメーカーです。会員カードや電子マネーにも対応し、チケットによる入場や退場ゲートの通過ができる機器を提供しています。導入することで、料理や清掃もしなければならないスタッフの負担軽減も期待できる機器を提供しています。
中小企業や小規模事業者がITツールを導入し、経営課題を解決するための支援制度です。4つのコースがあり、ニーズに応じて選べます。
小規模事業者の販路拡大や業務効率化を支援する制度です。5つのコースがあり、それぞれ補助内容が異なります。
中小企業がポストコロナ時代に事業を再構築するための支援制度です。
補助金制度も活用し、自動精算機を導入することで、人材不足に備えていきましょう。
さまざまな自動精算機の販売会社の中から、店舗の「売上アップ」に寄与する機能に注目。
導入業種の豊富さと顧客満足度を高める機能に注目して導入業種が多く、連動機能が多い3社を紹介します。(2021年4月時点)
スターランド
連動機能 | 12種 |
カラオケ業界No1!POSシステムとの連動で施設を省力化
導入業種
キャッシュレス決済
アルメックス
連動機能 | 9種 |
クリニックの受付から精算、再来受付までトータルでサポート
導入業種
キャッシュレス決済
システムギア
連動機能 | 8種 |
スピードチェックインでホテルフロントの滞在時間を短縮
導入業種
キャッシュレス決済
※2021年4月時点 特化した機能と導入実績が多い順 各社公式サイトを参照 編集チーム調べ